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昨日も言ったとおり合唱団の定演が先日あったんですよ。

で、今日はそれを録音したCDを練習場で聴いてたんですが。

そしたらなんか、意外とというか、思いがけずというか、予想以上になかなかの出来で。

特にステージの前半で歌った邦人曲(日本語の曲)なんか、
「(お手本用に買った)CDより上手いんじゃないか」とか
「いや、これ普通にCDとして売れるレベルだろ」なんて意見も出るほどの結果が出てしまい、
私のこれまでの合唱経験の中でもダントツで一番上手く出来た演奏でありました。

これは、普通なら素直に喜ぶべきことなのですが。
実はひとつ問題がありまして・・・

+ + + + + + + + + +
この曲、私の今までの合唱経験の中で出会った、「最も嫌いな曲」ダントツ一位だったんです。

・・・いや、曲は良いんです。
曲調も、展開も、和音もかなり好みの部類に入るし、
4曲構成のうちの終曲など、私が愛してやまない至高の曲目である
「パッヘルベルのカノン」のコード進行が使われていて、
はっきり言って、曲だけ見れば滅茶苦茶好みなんです、が・・・

歌詞が・・・
歌詞がいけないんです。

「人間のエゴのせいで地球が病んでいる」だの、「自分に厳しく、人に優しく生きよ」だの・・・
そんな感じのノリで、妙に説教臭い、それでいて全く深みがない、薄っぺらい歌詞が延々と続く組曲なんです。
歌詞を理解するために毎年パートごとで行なわれている「詞の読み会」というイベントが
「こんな歌詞なら必要ない」
という理由で、我がパート(Bass)では今年は行なわれなかったくらいのシロモノで。

もう、私としては本気で歌いたくないと強く思ったし、
この曲はボイコットして後半の宗教曲だけ歌おうかと考えたくらいに嫌い。

私以外にも「嫌い」だと言っていた団員が多数。
練習の出来もあまり良いとは言えず、
こりゃ、今回の邦人ステージは失敗だな、と思っていたら・・・

いざ本番を迎えてみると、何かが乗り移ったかのように上手く歌えてしまい

「練習より遥かに良い結果出てるじゃん!」
(本番では練習の七割程度の力しか出せない覚悟でいろ、とよく言われています)
とか
「こんなうまく歌えるなら、練習の時もちゃんと歌えよ!」
とか、素でツッコミが入るくらいの予想外の結果が出てしまい、私としては、うれしい反面なんとも複雑な気分になってしまったのです。


しかし、CDを聴いている時や練習時には、曲に対して嫌悪と怒りしか感じなかったのに、定演のCDに対してはそういう感情が全く起こらないので・・・

やはり、自分達の作った曲で、出来が良ければ、どんなものでも許せてしまえるものなんだなぁ、と思いつつ。

結局私の中で、この曲については、差し引きで若干プラス方向の評価で固まった次第です。
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