まぁ、そんなわけで実家に帰ってきてるわけなんですけど。
実は私、今回帰郷するにあたって、ある一つの決意を抱いていたのです。
ある一つの、自分の人生に関わる決定。それを両親に伝えることが、今回の目的の一つでもあったのです。
(単に休みが出来たから帰る、ってだけのことでもあるんですが。)
それは、ある意味実に馬鹿馬鹿しい・・・しかし、私にとっては大変重大な「夢」。
おそらく、「私」という人間の一生において、大きな事件となるであろうこと。
夕食も終わった居間で、テレビを眺めながら、その合間を見て、私は傍らの両親に切り出しました。
「大学院に行っても良い?」
実は私、今回帰郷するにあたって、ある一つの決意を抱いていたのです。
ある一つの、自分の人生に関わる決定。それを両親に伝えることが、今回の目的の一つでもあったのです。
(単に休みが出来たから帰る、ってだけのことでもあるんですが。)
それは、ある意味実に馬鹿馬鹿しい・・・しかし、私にとっては大変重大な「夢」。
おそらく、「私」という人間の一生において、大きな事件となるであろうこと。
夕食も終わった居間で、テレビを眺めながら、その合間を見て、私は傍らの両親に切り出しました。
「大学院に行っても良い?」
+ + + + + + + + + +
そう、大学院に行く。まずはそれが第一条件。
大学院。理系の学生ならもはや必須ともなりつつある、大学の上位学府です。
しかし、文系の学生・・・しかも文学部の学生で「大学院進学」なんて、はっきり言ってあまり賢い選択ではありません。
が、それでも私は院に進む必要があったのです。更にその先にある目標の為に。
両親は一瞬顔を見合わせると、
「大学院に行きたいのなら、そうすれば良い」
と言ってくれました。
まずは、第一条件クリア。
次の条件。
「生活費は自分で出す。」
少々、親は驚いたようでした。
「別に、学部と同様に出しても構わない」
と、言ってくれました。
ありがたいことです。
しかし、私のほうにも、出来ることなら自分で出したい理由があるのです。
・・・まぁ、単なる見栄とプライドの問題と言ってしまえばそこまでなのですが。
ぶっちゃけ、院に行ってまで親に何から何まで面倒見てもらうのも情けないので、せめて生活費だけでも・・・というだけの話なんですけどね。
本当なら「学費も全部出す」と豪語してしまいたいところなのですが・・・
この次のステップにある真の目標のことを考えると、正直そこまでの余裕は無いと考えたのです。
結局、生活費の件は有耶無耶のまま、「その話はまたあとできちんと」ということで終わりました。
・・・さて、いよいよ最後。
最終的な、真の目標を言う時になりました。
胸が高鳴ります。流石に叱り付けられるのではないかという不安が去来して行きます。
と、そこで妹が浴場から現れ、風呂が空いたことを告げました。
次は私の入る番。
一先ず話題を切り上げて自分の部屋へ向かい、自問しました。
私のやろうとしていること。それの持つ意味。
夢。
ここでその夢を胸に秘め封印してしまえば、「大学院へ進む」ということで、話は取り敢えず円満に終わります。
しかし、それだけでは駄目。
元々、院に行ってまでそんなにやりたいことがあるわけでも無し。
このままでは、ただ「学生」として、人生のモラトリアムを延ばすだけに終わってしまう。
院に行くという決定は、一つの夢のための手段という意味合いが強いのですから。
やはり、言わなくてはなりません。
呆れられるかもしれない。
怒鳴りつけられるかもしれない。
それでも、自分の気持ちをはっきりと伝えなければならない・・・そう決意して、再び居間に向かいました。
「さっきの話の続きだけど」
両親に加えて、妹もこちらに注目してきます。
「大学院、3ヶ年計画で良いかな。」
「?」
言っている意味がわからないのでしょう、怪訝な表情を返されます。
はっきり言わなければなりません。
「ホントにバカな話なんだけどさ・・・実は、在学中に休学して・・・
一年ほど、全国を旅してみたいんだ。」
・・・遂に言ってしまった。
果たして、それに対する反応は・・・
母爆笑。
父苦笑。
妹一言、
「そんな人生を歩むだろうと思ってた。」
待て。
流石に、人生単位で放浪するとは一言も言ってない、ていうか、
反応はそれでいいのか?
え?お前の人生なんだから好きにしろ?
いや、理解してくださるのはありがたいけど・・・
え?そんな容易く理解しちゃって良いんですか?
もうちょっとこう、私の悲壮な決意を・・・
ていうか、お母さん、何故にそんな妙に嬉しそうですか?
「この親にしてこの子あり」か!?
なんだかんだ言っても私の親だってことなのか!!?
複雑な感情を抱えたまま、私は風呂場に消える羽目になりました。
(まぁ、さすがに風呂上りに色々細かく聞かれましたけど。)
・・・取り敢えず言っちゃった以上もう後戻りは出来ないので、これから資金繰りを頑張ろうと思います・・・
(以上の話はすべて、ほとんど事実に忠実なノンフィクションです。)
大学院。理系の学生ならもはや必須ともなりつつある、大学の上位学府です。
しかし、文系の学生・・・しかも文学部の学生で「大学院進学」なんて、はっきり言ってあまり賢い選択ではありません。
が、それでも私は院に進む必要があったのです。更にその先にある目標の為に。
両親は一瞬顔を見合わせると、
「大学院に行きたいのなら、そうすれば良い」
と言ってくれました。
まずは、第一条件クリア。
次の条件。
「生活費は自分で出す。」
少々、親は驚いたようでした。
「別に、学部と同様に出しても構わない」
と、言ってくれました。
ありがたいことです。
しかし、私のほうにも、出来ることなら自分で出したい理由があるのです。
・・・まぁ、単なる見栄とプライドの問題と言ってしまえばそこまでなのですが。
ぶっちゃけ、院に行ってまで親に何から何まで面倒見てもらうのも情けないので、せめて生活費だけでも・・・というだけの話なんですけどね。
本当なら「学費も全部出す」と豪語してしまいたいところなのですが・・・
この次のステップにある真の目標のことを考えると、正直そこまでの余裕は無いと考えたのです。
結局、生活費の件は有耶無耶のまま、「その話はまたあとできちんと」ということで終わりました。
・・・さて、いよいよ最後。
最終的な、真の目標を言う時になりました。
胸が高鳴ります。流石に叱り付けられるのではないかという不安が去来して行きます。
と、そこで妹が浴場から現れ、風呂が空いたことを告げました。
次は私の入る番。
一先ず話題を切り上げて自分の部屋へ向かい、自問しました。
私のやろうとしていること。それの持つ意味。
夢。
ここでその夢を胸に秘め封印してしまえば、「大学院へ進む」ということで、話は取り敢えず円満に終わります。
しかし、それだけでは駄目。
元々、院に行ってまでそんなにやりたいことがあるわけでも無し。
このままでは、ただ「学生」として、人生のモラトリアムを延ばすだけに終わってしまう。
院に行くという決定は、一つの夢のための手段という意味合いが強いのですから。
やはり、言わなくてはなりません。
呆れられるかもしれない。
怒鳴りつけられるかもしれない。
それでも、自分の気持ちをはっきりと伝えなければならない・・・そう決意して、再び居間に向かいました。
「さっきの話の続きだけど」
両親に加えて、妹もこちらに注目してきます。
「大学院、3ヶ年計画で良いかな。」
「?」
言っている意味がわからないのでしょう、怪訝な表情を返されます。
はっきり言わなければなりません。
「ホントにバカな話なんだけどさ・・・実は、在学中に休学して・・・
一年ほど、全国を旅してみたいんだ。」
・・・遂に言ってしまった。
果たして、それに対する反応は・・・
母爆笑。
父苦笑。
妹一言、
「そんな人生を歩むだろうと思ってた。」
待て。
流石に、人生単位で放浪するとは一言も言ってない、ていうか、
反応はそれでいいのか?
え?お前の人生なんだから好きにしろ?
いや、理解してくださるのはありがたいけど・・・
え?そんな容易く理解しちゃって良いんですか?
もうちょっとこう、私の悲壮な決意を・・・
ていうか、お母さん、何故にそんな妙に嬉しそうですか?
「この親にしてこの子あり」か!?
なんだかんだ言っても私の親だってことなのか!!?
複雑な感情を抱えたまま、私は風呂場に消える羽目になりました。
(まぁ、さすがに風呂上りに色々細かく聞かれましたけど。)
・・・取り敢えず言っちゃった以上もう後戻りは出来ないので、これから資金繰りを頑張ろうと思います・・・
(以上の話はすべて、ほとんど事実に忠実なノンフィクションです。)
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無題
なんつーか君らしいよ…。
んで分かってくれる人がいるのがうらやますぃ。
でも旅に出ることそのものが夢なのん?
(・∀・)ニヤニヤ
おいらもそんな旅に出たいけど、理系じゃあちょっとムリポ。独り立ちしてから考えるよ。
んで分かってくれる人がいるのがうらやますぃ。
でも旅に出ることそのものが夢なのん?
(・∀・)ニヤニヤ
おいらもそんな旅に出たいけど、理系じゃあちょっとムリポ。独り立ちしてから考えるよ。
無題
ついに決断したんですね…。
そうやって自分の人生を決めていけるってすばらしいですね。
私はまだ迷っている。否、分からない。
また一歩、先に歩まれるタカchi氏がうらやましいものです。
…こんな渋いことを、封印していたCLANNADを再開した私が言ってもだめぽですな(´・ω・`)
そうやって自分の人生を決めていけるってすばらしいですね。
私はまだ迷っている。否、分からない。
また一歩、先に歩まれるタカchi氏がうらやましいものです。
…こんな渋いことを、封印していたCLANNADを再開した私が言ってもだめぽですな(´・ω・`)