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なんて馬鹿な事はさておき。
今回の台湾旅行ですが、別に観光目的で行ったわけではないのです。
あくまで合唱団のイベントとして、「台湾で第九を歌う」と言う目的のもと、週の半分以上講義つぶしてはるばる台北まで行ったわけで。
今回は、その模様を書きたいと思います。
まず、この企画には、日本から4団体ほど(うち、学生団体3)が参加したのですが、
その中で最も気合が入っていたのが、今回の企画の立案者である声楽家のS先生が教授を務めるお膝元、国立I大学。
なにせ、他の団体が数人の有志参加なのに対し、ひとつだけOB・OGを引き連れての全団参加。
しかも、このI大学と言うのが「声楽科」をもつところで、団員の半分以上がそこで専門的に声楽専攻している学生。つまりセミプロ。
OB・OGに至っては普通にプロ・・・
要するに、日本からの中で飛びぬけて上手い訳です。
で、向こう、台湾にて共演する合唱団が・・・
要するに台湾の芸大。
当然の如くプロ。
そういうプロ連中の中に、私達の団のようなアマチュアの普通の大学生が入るとどうなるかというと・・・
そのレベルのあまりの違いに凹まされるわけです。
まぁ、最初から張り合おうなんて考えてはいなかったけどさ。
そういう凄い人たちと共演できるってだけでいい経験になる、位の気持ちではいたけどさ。
でも、f(フォルテ)のところなんかで、どうがんばっても自分の声が全く聞こえないと言うのは・・・
なんかもう、根本的に発声器官の構造が違う気がする_| ̄|○
そんな感じに練習でちょっと落ち込みながら、本番を迎えたわけです。
で、これが本番で演奏したホール
台湾中正記念音楽廟
台湾建国の英雄である蒋介石を記念して作られた、台湾で最も格式の高い国立の音楽ホールです。(本当はもっとでかくて立派なのですが、写真に収まり切れませんでした。)
どれほど格式高いかと言うと、演奏する者が事前に審査されて、それを通らないと演奏させてもらえないほど。
内装もとても立派です。(パイプオルガンが凄い・・・)
・・・て言うか
本当にここで演奏するの!?(;´Д`)
セミプロの人たちはともかく、うちみたいなアマチュア団体が歌っちゃって本当に良いのか・・・
「審査」っていうのも、どうせI大学の人たちしか受けてないんだろうし・・・
などと思っていたら
S先生「君達の団も定演のCD送って審査受けてるんだよ」
マジですか!?
いつの間に審査されてたんだ・・・ていうか、
受かったのか!!?
すげぇ、うちの団、台湾政府も認める実力だよ
と、萎えっぱなしだった自信を少し取り戻し(バカ)、本番に臨みました。
で、本番。
第九の前に前座(?)として日本の曲をメドレーで歌う幾つかのステージ。
まず、I大学の合唱団だけのステージで、
「やっぱりあの人たち滅茶苦茶上手ぇ・・・(;´Д`)」
とまた少しだけ凹み、また感動し、
次に、私達の団も参加しての第2ステージ。
I大学の人たちに引っ張って貰った感はあるものの、なかなかに良い歌が歌えたと思います。
そのあとのアンコールで「夜来香(イェライシャン)」という中国語の歌を歌ったら満場の拍手喝采を頂いてとても良い気分になれたり。
そのあとは、ソリストによる独唱。
やはり、第一線でプロとして活躍している人たちは格が違うなぁ、と言う感じで大変感動。
特に、S先生のテノールには溜息が出んばかりで・・・
そして遂に、台湾の合唱団なども含めた全員での第九。
第一〜第三楽章では、オーケストラの生演奏と、ドイツ人指揮者の先生(日本語ペラペラ)の指揮の格好良さを堪能。
そして、合唱付の第四楽章。
「第九」というと、どうも日本では年末にあちこちで歌われている「お祭り合唱曲」と言うイメージが強いのですが・・・
今回は
「そんなバカ騒ぎするだけの歌ではなく、きちんとした音楽を」
というコンセプトで、短い時間とはいえ、厳しい指導を受けて本番に臨みました。
実際、この曲は深い思想の込められた、まさに「ベートーベンの最高傑作」と言っても良い曲で、歌いこなす事は大変難しく、
「音楽的表現、と言う意味では、ソロより合唱のほうがずっと難しい」
と言われるほど。
そんな曲を、ほとんど「寄せ集め」のような合唱団で、どれほど音楽的表現に迫れるか、と言うのがネックであったのですが・・・
まぁ、結局何処までいけたか、というのはよく分からないのですが、流石セミプロが多く集まっているだけあって、それなりのものは出来たんじゃないかと思います。(第九を歌っておいて「心の底から満足出来た」というのはかなり難しいのです)
しかし・・・このステージに乗って、とても強く思ったこと
「やっぱり、合唱って楽しい」
突き詰めれば突き詰めるほど先は遠く、奥の深い音楽の世界。
やっぱり、凄く楽しいなぁ、と強く思ったのです。
今回の台湾旅行ですが、別に観光目的で行ったわけではないのです。
あくまで合唱団のイベントとして、「台湾で第九を歌う」と言う目的のもと、週の半分以上講義つぶしてはるばる台北まで行ったわけで。
今回は、その模様を書きたいと思います。
まず、この企画には、日本から4団体ほど(うち、学生団体3)が参加したのですが、
その中で最も気合が入っていたのが、今回の企画の立案者である声楽家のS先生が教授を務めるお膝元、国立I大学。
なにせ、他の団体が数人の有志参加なのに対し、ひとつだけOB・OGを引き連れての全団参加。
しかも、このI大学と言うのが「声楽科」をもつところで、団員の半分以上がそこで専門的に声楽専攻している学生。つまりセミプロ。
OB・OGに至っては普通にプロ・・・
要するに、日本からの中で飛びぬけて上手い訳です。
で、向こう、台湾にて共演する合唱団が・・・
要するに台湾の芸大。
当然の如くプロ。
そういうプロ連中の中に、私達の団のようなアマチュアの普通の大学生が入るとどうなるかというと・・・
そのレベルのあまりの違いに凹まされるわけです。
まぁ、最初から張り合おうなんて考えてはいなかったけどさ。
そういう凄い人たちと共演できるってだけでいい経験になる、位の気持ちではいたけどさ。
でも、f(フォルテ)のところなんかで、どうがんばっても自分の声が全く聞こえないと言うのは・・・
なんかもう、根本的に発声器官の構造が違う気がする_| ̄|○
そんな感じに練習でちょっと落ち込みながら、本番を迎えたわけです。
で、これが本番で演奏したホール
台湾中正記念音楽廟
台湾建国の英雄である蒋介石を記念して作られた、台湾で最も格式の高い国立の音楽ホールです。(本当はもっとでかくて立派なのですが、写真に収まり切れませんでした。)
どれほど格式高いかと言うと、演奏する者が事前に審査されて、それを通らないと演奏させてもらえないほど。
内装もとても立派です。(パイプオルガンが凄い・・・)
・・・て言うか
本当にここで演奏するの!?(;´Д`)
セミプロの人たちはともかく、うちみたいなアマチュア団体が歌っちゃって本当に良いのか・・・
「審査」っていうのも、どうせI大学の人たちしか受けてないんだろうし・・・
などと思っていたら
S先生「君達の団も定演のCD送って審査受けてるんだよ」
マジですか!?
いつの間に審査されてたんだ・・・ていうか、
受かったのか!!?
すげぇ、うちの団、台湾政府も認める実力だよ
と、萎えっぱなしだった自信を少し取り戻し(バカ)、本番に臨みました。
で、本番。
第九の前に前座(?)として日本の曲をメドレーで歌う幾つかのステージ。
まず、I大学の合唱団だけのステージで、
「やっぱりあの人たち滅茶苦茶上手ぇ・・・(;´Д`)」
とまた少しだけ凹み、また感動し、
次に、私達の団も参加しての第2ステージ。
I大学の人たちに引っ張って貰った感はあるものの、なかなかに良い歌が歌えたと思います。
そのあとのアンコールで「夜来香(イェライシャン)」という中国語の歌を歌ったら満場の拍手喝采を頂いてとても良い気分になれたり。
そのあとは、ソリストによる独唱。
やはり、第一線でプロとして活躍している人たちは格が違うなぁ、と言う感じで大変感動。
特に、S先生のテノールには溜息が出んばかりで・・・
そして遂に、台湾の合唱団なども含めた全員での第九。
第一〜第三楽章では、オーケストラの生演奏と、ドイツ人指揮者の先生(日本語ペラペラ)の指揮の格好良さを堪能。
そして、合唱付の第四楽章。
「第九」というと、どうも日本では年末にあちこちで歌われている「お祭り合唱曲」と言うイメージが強いのですが・・・
今回は
「そんなバカ騒ぎするだけの歌ではなく、きちんとした音楽を」
というコンセプトで、短い時間とはいえ、厳しい指導を受けて本番に臨みました。
実際、この曲は深い思想の込められた、まさに「ベートーベンの最高傑作」と言っても良い曲で、歌いこなす事は大変難しく、
「音楽的表現、と言う意味では、ソロより合唱のほうがずっと難しい」
と言われるほど。
そんな曲を、ほとんど「寄せ集め」のような合唱団で、どれほど音楽的表現に迫れるか、と言うのがネックであったのですが・・・
まぁ、結局何処までいけたか、というのはよく分からないのですが、流石セミプロが多く集まっているだけあって、それなりのものは出来たんじゃないかと思います。(第九を歌っておいて「心の底から満足出来た」というのはかなり難しいのです)
しかし・・・このステージに乗って、とても強く思ったこと
「やっぱり、合唱って楽しい」
突き詰めれば突き詰めるほど先は遠く、奥の深い音楽の世界。
やっぱり、凄く楽しいなぁ、と強く思ったのです。
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