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mixiに書けない暗い話シリーズ第一弾〜

・・・いえ、別にそこまで暗い話ではないんですけどね。
いい加減そういう話のひとつでも書かないと、本当にブログの存在意義が分からなくなってしまうので。

+ + + + + + + + + +
CLANNADの、智代ルートをやったんですよ。
以前PC版でやって、大変感動したお話なんですが。

・・・先に幸村ルーとやっとかないと、コンボが最大までつながらなかったんですね。
後でやり直そう。

まぁ、良いや。閑話休題。
その大変感動したエンディング。
PS2でもさぞや感動だろうと楽しみにしつつやったのですが・・・結果。

感動よりむしろ、鬱が勝った。

・・・と言うか、かなり今凹んでます、はい。

なんていうかさ。以前は分からなかったものが、再度読み直すことによって見えてくる・・・というのはよくある話ですが。
それによって、以前は見えなかったのに今回見えてしまったのが・・・

鬱。

・・・むしろ、以前の私は何で感動できたんだ、アレで。
あんなの、めちゃくちゃ情けないだけじゃん。

智代は自分とは違うんだ、彼女はどこまでも高みに上っていけるけど、自分はできないと諦めて・・・

結局ウジウジ悩むだけで上に行く努力など何もせず。

何も出来ず、何も変わらず、動こうともせずに安穏と刹那的な快楽を貪って

結局自分は何も変わらないままで迎えたラストが

どこまでも高みに上れたはずの方が、わざわざ地べたに舞い戻って来るなんて。

自分では何の努力もせずに、ただ上だけを見つめて・・・
自分に言い訳して。
刹那的な安穏を・・・

何だよ、その私。

「努力を伴わない理想主義」だって?
カッコつけてんじゃねぇよ、って感じですね。
それとも自嘲して、そんな自分に酔っているだけですか?

尊大な羞恥心。

・・・あぁ、それも結局自己美化だよ。
なんて醜い、忌まわしい感情だ。
そして、こんなこと書き綴って悦に浸っていること自体もね。


大体にして・・・あぁ、どうせもうこの際だ。
言いたいことを全部書き綴ってしまいましょう。



あのシナリオ自体、そんな怠惰な自嘲精神に即したものではなかったか。

自分が居ては彼女に迷惑がかかる、自分が居ては彼女は高みに上れない、自分の所為で彼女は目標を達せられない

挙句の果てには、所詮違う種類の人間だったなんて!

その間延々と悩むだけで、そんな自分を変えるための努力なんて何もしてなかったじゃないか!

自分は結局何もせず・・・導いてくれたのはすべて彼女。
彼女に押されて、引っ張られて、少し明るい場所に出たと思えば・・・

彼女から身を引いたあと、結局は安穏とした怠惰な場所に戻ってしまう。
あまつさえ、自らそれを望んだかのように!

そのまま結局最後まで何もせずに・・・
高みへと上っていく智代さんを時たま見上げながら。
安穏とした場所でぬくぬくと過ごして。

やがて過ぎ行く時によって、その安穏からも追い出されて

これからは夢にも希望にも思考停止して、ただ生きてゆくためだけに生き続けるような人生を過ごすのだと思った矢先に

目的を達した彼女が高みから舞い降りて、自らの支えになってくれると言う。


なんて情けない・・・都合の良いお話だ。
結局主人公は、最後まで何もしていなかったと言うのに!

そしてたぶん、そんな都合の良いお話だからこそ、あんなに受けたんでしょうね。
ひとりだけ別ルートとしての続編が発売されてしまうほどに・・・

またそれはきっと、以前は感動していた自分自身にも言えることで。

現実はあまりに辛すぎるから せめて仮想現実で・・・

結局それかよ。


・・・プレイ後のそんな鬱々とした気分のままに、芥川の短編など読み始めたらさらに鬱になりました。

かっぱらっぱかっぱらった・・・とってちってった〜

全く持って、自分の学の無さをひしひしと。
そして、なんとつまらない人生を自分は送っているのかと。

・・・例年より一ヶ月も早いなぁ。(ひとりごと)


あ、気分の任せるままに書いていたら、本当にmixiなんかには載せられない文章になってしまいました。

あっはっは・・・はぁ。
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無題
それは、脱オタをし始めて反オタに転向しようとしている兆候なのでは。
オタ作品には、大なり小なり、受け手に都合の良い理想が投影されている
ものですから、そういう文脈が嫌になると、オタ文化自体が嫌になってしまう、
ということは多分に有り得ることですから(論述が飛躍気味ですね。はい)。

……しかし、安易な夢想に納得できず、作品世界でも高い理想を求めてしまうのは、
理想主義者の性癖ですね。もっとも、それゆえに、自分の気に入った対象に
逢ったときの喜びも、より大きくなるわけではありますが。
大杉 2006/09/13(Wed) 編集
無題
脱オタ、反オタ・・・ですか。 どうでしょうね。
少なくとも、それで安易にそういう文化を後ろ指指して笑ったり、
黒歴史扱いして憎悪したりするような人間にはなりたくないと思うのですが・・・
まぁ、いずれ乗り越えて次のステップに進むべき日は来るのかも・・・知れません。

いずれにせよ、理想主義者の性癖・・・度し難いものですね。


もっとも、今現在はCLANNADの一応メインシナリオ終了まで行った直後ゆえ・・・
色々な突っ込みどころを感じつつも、もうそれはそれでいいような・・・しあわせな気分に浸ってしまっている真っ最中なのですが。
タカchi 2006/09/14(Thu) 編集
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